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礼法について

当館は礼法を一番大切に致します。
流儀の型も大切ですが、現代社会において礼法が一番の武具と考えております。

礼法とは

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礼法というと、どこか窮屈な形式ばかりのものと思われがちですが当館では礼法は武道の一側面と考えており、また武道に含まれるものと思っています。
武道においては、「礼に始まり礼に終わる」という教えが広まっているとおもいますが、この教えにも間違った解釈がなされている場合を多く目にする事があります。初めと終わりにお辞儀をすることだと思っている人が多いのです。

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しかし、初めと終わりにお辞儀をするだけでは意味がありません。
例えば先生に対して教えを求めているのであれば、教えを受けている中、その先生に対する礼というもが常にあって、教えを受けた後には、心から「ありがとうございました」という挨拶ができるのが本当の礼だと思います。「礼に始まり礼に終わる」とはそういう事ではないでしょうか?

礼法の目的

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礼法を稽古する目的は単に稽古中だけにするものでなく、自然と生活のなかで出てくる美しく、実用的で効率的な動作を身につける為に行います。
礼法または作法とは、違和感なく社会生活が円滑に行われるための自然な営みの大切な一つです。「実用・省略・美」が一体となった時、その美しい動作が人の目に留ります。
稽古の中で自然と形づくられて実生活で活かして頂く。当館で稽古を通して学ぶ礼法の目的はそこにあります。

礼法に重きをおく理由

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礼法に重きをおくのは武道稽古者としての心をつくり、その心をもって社会生活を円満におくって頂くことにあります。
社会に属し集団生活の中でその組織を円滑に廻す雰囲気を作れる人物をつくるのが礼法に重きをおく理由です。ただでさえ人に危害を加える可能性のある技術を学ぶのですし、社会生活の中で諍いが起こらないとも限りません。
身を守ることも大切な事ではありますが、ただそこに礼法を学んだ心があれば実力行使をするまでもなく、その場を収める事の出来る心が形づくられるのが礼法だと考えております。

近隣施設の紹介

鹿児島市の総氏神さま。島津斉彬公を祀る照国神社。

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照國神社

〒892-0841
鹿児島県鹿児島市照国町19-35

由緒

御祭神島津斉彬公は日本近代化の礎となった『集成館事業』を推進し、わずか七年間の治世で多くの業績を残されました。生前の御遺徳を慕い崇敬の念を寄せる万民の願いに依り神社設立の運動が起こり、に勅命によって照國大明神の神号が授けられ、鹿児島城西域に照國神社が創建されました。

照國神社に参拝する目的

武道は礼に始まります。
道場で稽古を始めるにあたり最初に行うのは道場内に入る一礼です。その後、床に座して神前への礼をします。
武道は終始、礼に一貫されています。当館は流儀の型よりも礼法を先においており、今この時に武術の稽古が出来るのも先人達の働きあってこそだと考え、薩摩の地を守った島津氏(島津斉彬公)に感謝を伝え、また神棚に手を合わせる作法を学ぶ為に照国神社に参拝しています。

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